やかんです。人生で初めて「法社会学」の授業を受けたので、記念に記事にしようという試みです。

とても魅力的な授業で、大学2年生のスタートとしては結構ノリノリな感じ。

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いつまで「ノリノリ」が続くは神のみぞ知る。

ということで今回もよろしくお願いします!

※教授に許可を取った上で記事にしています。

※記事の内容に誤り・不適切な点などを見つけた場合には、コメントなどでやかんにお知らせいただけますと幸いです。

  • 持ち出し科目ってなんぞ?
  • 法社会学の初回授業を受けてみた。
    • 「法社会学」とはなんぞ?
    • 法社会学の幅広さ

法社会学は、東大法学部の「持ち出し科目」というものに該当します。せっかくなので、「持ち出し科目ってなんぞ?」という話から始めます。

持ち出し科目ってなんぞ?

東大には「進振り」という制度がありますね。「学部が決まって専門化するのは3年生からだよ」みたいな制度です。

余談ですが、進振りは結構難しい制度なので、東大新入生の方は手近な先輩捕まえて色々聞いてみてください。

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やかんもまだあんまわかってない(これはまずい)。

進振りに際して、学部によっては「この学部に進むなら、1・2年の間に学部の授業の一部を先取りで受けておくことが前提ね」みたいなことがあります。この、「1・2年の間に先取りで受ける、学部の授業の一部」のことを「持ち出し科目」といいいます。

法社会学の初回授業を受けてみた。

やかん、東大法学部の持ち出し科目である「法社会学」の初回授業を受けてみました。まだ初回なのでわからないことだらけですが、まず簡単に感想を述べると、

すんごい面白そう。

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どこまでついていけるかわからんが、非常に楽しみ。

授業での使用参考書はこれ↓

「法社会学」とはなんぞ?

僕は「法社会学」なるものに今回初めて触れました。法社会学の学術的な定義は以下のようなものがあるそうです。

法社会学は、社会の中で法が実際にどのように働いているのかを認識する学問である

柳瀬孝雄「法と秩序」柳瀬孝雄編『現代法社会学入門』(法律文化社、1994年)

ルールを用いた社会統治の仕組みとしての法が実際にどのように社会の中で作動しているのかを、経験的社会科学の方法を用いて明らかにしていくのが法社会学である。

村山・濱野(著)『法社会学(第3版)』(有斐閣アルマ、2019年)

法社会学は、法とそのほかの社会現象との因果関係についての理論構築をめざすとともに、政策科学の発展にも貢献する。

村山・濱野(著)『法社会学(第3版)』(有斐閣アルマ、2019年)
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どうでも良いですが、「有斐閣」は「ゆうひかく」と読むよ。

「法そのもの」に注目するというより、「法と社会の関係性」により目を向ける学問といったところでしょうか。

ここで、「法と社会の関係性」は、少なくとも2つの側面から考えられます。

一つは、法が社会にもたらす影響。もう一つは、社会が法にもたらす影響。

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即席の図。

まず、法が社会にもたらす影響。これはわかりやすいですね。コロナ政策なんかが例になります。コロナの蔓延に際して生じた様々な規制が社会に影響をもたらしました。

次に、社会が法にもたらす影響。これは、「法が実情に追いついていない」みたいなもの。詳しくは知りませんが、ギグワークの発展による労働周りの法の見直しや(カリフォルニアの事例)、Uber、Airbnbの成長などもこれに関わってくる気がします。

この辺の話は以下の本とかが面白いんですかね?とりあえず買ってみたのでこれから読んでみます。

話がそれました。

で、法社会学では法の影響をデータ化して検証したりするそうです。

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なんだか魅力的。

法社会学の幅広さ

法社会学は、カバーしている領域がとても広い学問のようです。

法社会学を英訳すると”Sociology of Law”となり、社会学的側面が強いように見えますが、実際に法社会学がカバーしている領域は社会科学全般に渡るんだとか。

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経済学とか心理学とか政治学とかほかにも色々。

はい。まだまだわからないことだらけですが、とりあえず面白そうです。

まあ懸念があるとすれば、やかんの頭でちゃんと理解できるのかってことですかね。。どこまでついていけるかわかりませんが、しっかり取り組もうと思います。対面授業も楽しみです。

余談ですが、春ということもあり(?)本を爆買いしたので、今度まとめて記事にしたいなと思ってます。

ということで、この記事は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

(追記:しれっと二回目も記事書きました↓)