やかんです。

前回の記事に引き続き、就活回ということで自分の経験について振り返っていきます(前回記事はこちら)。

振り返りの続き。

前回記事では大学2年の夏まで振り返りました。続きを振り返っていきましょう。

相手に賛成したら、その時点で議論終わっちゃうからね(大学2年冬)

僕が在籍しているスタートアップは別の会社での出来事です。社長が事業案について検討している際、その事業案について議論させていただいた時のこと。

  • S…社長が事業案を考えている。議論相手として僕がいました。
  • T…あるべき姿としては、社長の思考に落とし穴がないか、事業案に抜けているところがないか、必死にチェックするというものだったでしょう。
  • A…これも失敗談なんだよな。自分のやるべきことをするより、社長の顔色を伺っている自分がいました。
  • R…意義のある議論を仕切れませんでした。これは、社長からフィードバックをいただいています。

まず状況を補足すると

  • 個人事業主であるため、社長一人と、インターンで働いている僕の二人の会社。
  • 僕は社長以上に尊敬できる大人の方を知りません。神格化するのは違うと思いますが、最大級の敬意を持っていますし、いつもお世話になっていることへの感謝を忘れるわけもありません。

はい。補足した上で、今回の話も失敗談になります。「失敗」っていう言葉が適切なのかは分かりませんけど。ただ、とても大きなことを学び始める、発端を得る機会だったと思っています。

内容は上記のSTARにまとめた通りですが、僕の学びを簡単にまとめると

  • 議論において、立場は関係ない。
  • 共有された議論の目的を重んじるべき。

となります。

1点目については、「社長が素晴らしい人である」という前提があるから成り立つ話かもしれませんが、議論の前に立場は大きな意味を持たないのでは、ということ。「相手と自分の議論」というより、イメージとしては「相手の論理と自分の論理の間のコミュニケーション」の方が近い気がしている。

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議論を専門としているわけではないので、一個人の意見となります。

それを象徴する言葉が、社長からもらった「反論しないと議論終わるから、反論を期待してます」という言葉だと思っています。解釈違いは残っているかもしれませんが、少なくともこの言葉は自分の中で意味を持って存在しています。

2点目については、議論の目的は、この出来事の場合は「思考のブラッシュアップ」でした。この点を貫き通せず、「相手の顔色を伺い、丸く収めようとする」という目的に自分の中での議論の目的がすり替わった瞬間、議論は成立しなくなります。これは、大変相手の方にも失礼だなと今は思っています。

と、いった形で、この出来事以降、僕の中で「議論に対する姿勢」というのは明確に変わったと感じています。

まじで思い出すの辛い、、(大学2年冬)

辛い。思い出すのが今になっても辛い。。

丸井のアクセラプログラムに参加した時のことです。正確には、参加する人について行った、といった形になります。

  • S…当時僕はスタートアップに興味があった。平たく言えば、企業に興味があった。で、たまたま知り合った方(めっちゃ素敵な方で今でも交流が続いています)が起業しようとしていたため、エンジニアとしてついて行ってみることにした。その中で、丸井のアクセラプログラムに参加することになった。
  • T…事業案を練り、モックまで持っていくこと。タスクっていうかミッションだよね。
  • A…考えたり、議論したり、ヒアリングしたり、実装したり、本読みまくったり、、まあ、手当たり次第色々やってた気がする。
  • R…崩壊。
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ぐわー!!!

めちゃめちゃ貴重な経験にはなりました。アクセラに呼んでくれた方もめちゃめちゃ素敵な方だし、プログラムで知り合った大人の方も大変素敵な方でした。

、、、はい。と言うわけなので、今から述べることを誤解しないで欲しいんですけど、正直な気持ちを言うと、

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え、あの時間まじで何だったの???

うおー、すみませーん!!!不遜なこと言ってしまってすみませーん!!!

スライディング土下座。

そもそも、僕のような人種はお呼びじゃなかったという説が濃厚です。アクセラプログラムって、僕あんま知らないんですけど、少なくとも僕が参加したものについては「大学の授業なんて全捨てで、勉強なんて後回し!とにかく自分のプロジェクトを成功させることだけを考えるよ!体育会系万歳!」っていう、そういう「学生」のものなんだろうなって思いました。

※全て僕の主観的感想です。もちろん、アクセラプログラムを上手に活用し、成功を収めた方もおられたと記憶しています。尊敬します。ただ、僕とは違うな、という、それだけの話です。

でもこの件については、結構時間が経っているけど、自分の中でも整理できていないんだろうな。ただ、それまで抱いていた「起業ってなんかカッコええなあ、、」「スタートアップとかなんかいけてるなあ、、」というイメージには修正が加わりました。

形態はなんでもよくて、起業でも就職でも自分探しの旅でもなんでも、やりたいことをやるっていうか、やってて楽しいことにつながればなんでもいいんじゃないのかなって思うようになりました。形式にとらわれなくなった、って言えばすごい綺麗にまとまるのかな。

うーん、書いてて自分がよくわからなくなってしまった。とりあえずスライディング土下座かましときます。

いつか考えがまとまるその時まで、、、

うん。反省して冷静な目でこの件を見れるようになるにはまだ時間がかかりそうです。

色々詰んだ。(大学2年終盤)

上記のアクセラプログラムや、大学の試験、そのほか自分が働いているところでのタスクなど、色々抱えまくった結果、詰みました。

やばい、土下座慣れしてきた。
  • S…前述の通り。アクセラプログラムや、大学の試験、そのほか自分が働いているところでのタスクなど、色々抱えまくった。
  • T…本来、各所に自分の状況を伝え、自分の稼働率等について報告・相談できていたらよかった。
  • A…何とか全部こなそうとして抱え込んだ。
  • R…各所に迷惑をかけた。

失敗談だ。。

え、待って。こんなに失敗談ある?なんか複雑な気持ちになってきたわ。

頑張って自分の過去と向き合います。

ここで得た学びは非常にシンプル。

「『自分のキャパ的に詰んできたな』っていう時は、もう『こいつ使えねえな』とか『なんだよこいつ』とか何思われてもいいから、どんなに不格好でも『自分、今動けません!!!』という報告をした方が、長期的に見ればプラスなのでは?」

というもの。無能だな、とか思われてもいいです。そこで意地になって、「いや、できます!」とか言って最終的にどれもできずに終わるより、前もって「おれ無能なんでもう無理です!」っていう発信をする方がいいと思っている。早めに報告すれば、嫌々でも誰かしら対応してくれるはずだから。そして、自分が回復したら、全力で謝罪とお礼をする。

慣れたもんだぜ

これが何度も続くようなら、何か別な事柄を改善する必要があるかもですが、本当の緊急事態にはこの手法がいいのでは、と現状思っています。まあ、そもそも緊急事態になる前に回避するのがベストですが。

今回も長くなってしまいましたね。。怒涛の土下座会となりましたが、続きは次の記事にまとめようと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。